音楽堂として再生した古民家
ザイラー家住宅は、大正5年(1916)に築造された茅葺の民家で、敷地にはピアニストであるザイラー家の主屋と音楽堂を中心に土蔵など付属屋が建ち、伝統的な農村の景観が残っています。
ザイラー氏がこの敷地と建物を購入したのは昭和47年(1972)で、主屋は前所有者により世木村(現日吉町)の解体民家の古材を用いて現在地に築造したと言われています。音楽堂は、福井県の天明年間(1780-89) に建てられた寺院本堂兼庫裏を移築したものです。
建物規模、形状など当時の特徴をよくとどめており、ここでは茅茸屋根の農村景観を眺めることができます。現在は、音楽堂が毎年初夏と秋に行われるコンサートホールとして活用されています。
登録内容
- 登録対象
- 主屋・音楽堂
- 年代
- 主屋:大正5年(1916) 音楽堂:天明4年(1784)
- 構造及び形式
- 主屋、音楽堂:木造平屋建、茅葺
- 建築面積
- 主屋:106㎡ 音楽堂:192㎡
- 登録の基準
- 主屋:1 音楽堂:2
その他データ
- 所在地
- 京都府南丹市日吉町上胡麻南2
- 電話番号
- 075-781-9003
- WEBサイト
- http://www.kayabuki.com