東伏見宮家の別邸 京都吉田山の料理旅館
東山三十六峰の一つとして親しまれる京都・吉田山の中腹に位置する吉田山荘は、昭和天皇の義理の弟君、東伏見宮家の別邸として昭和7年(1932年)に建てられました。「和」と「洋」が見事に組み合わされた文化財的な存在といえます。建物の外観は総桧造りで重厚な存在感にあふれ、屋根瓦には御皇室ゆかりの「裏菊紋」があしらわれており、「和」の情緒を感じさせてくれます。
表唐門は、宮大工棟梁で文化功労者の西岡常一(にしおか・つねかず)氏により1932年に建てられました、京都市内で唯一の作です。威風堂々とした立ち姿は、元宮家別邸である高貴で瀟洒、且つ重厚感溢れる本館への入り口にふさわしく、氏の業と智恵を余す所なく今に伝えるものとなっております。
戦後、その壮麗な姿のまま料理旅館となり、御宿泊や御宴席、京料理はもちろん、お散歩の途中にお茶をお楽しみ頂けるカフェ真古館(しんこかん)や、季節ごとのイベントなど、文化的な催しも多数行っております。
登録内容
- 登録対象
- 吉田山荘(旧東伏見家住宅)本館(他に表門・旧門番所・旧車庫・北蔵・南蔵)
- 年代
- 昭和7年(1932)
- 構造及び形式
- 木造二階建 瓦葺・一部銅板葺
- 建築面積
- 237㎡
- 登録の基準
- 3
その他データ
- 所在地
- 606-8314 京都市左京区吉田下大路町59-1
- 営業・開館・拝観時間
- 9:00~17:00(電話対応可能時間)
- 連絡先
- 075-771-6125
- 電話番号
- 075-771-6125
- FAX
- 075-771-5667
- WEBサイト
- https://yoshidasanso.com/